■天然岩魚を求めて渓流に埋没
検索サイトの「Google」で「岩魚」と検索すると、源流釣り紀行・釣り日記・という内容の
HPが多く見られる。今回私のHPのタイトルは「天然岩魚を求めて」となっているが天然岩魚の生息す る渓を推理するデータを提供するHPである。
天然岩魚=源流、その通りである。天然岩魚を釣るには危険な源流域に入渓すれば、釣り成果の確率は多い。逆説的にいうと、天然岩魚に遭遇するのは源流域しかないということでもある。
しかし、天然岩魚に出合うのは会社人間の岩魚に費やす時間は土日、一般的な渓流人は危険な源流域に入渓は困難、さりとて現代可川の本流は漁業組合の放流で入漁券が必要、放流魚に甘んじるしかないのが一般渓流人の多くであろう。
渓流解禁日に釣り人が殺到して、解禁日の何日かが経過すれば、放流された魚は、釣り上げられていない。魚のいない川に入漁券を買って入渓しなければならない悲劇を味わった方も多い。
渓流釣りをはじめた当初、私もそのひとりであった。
天然岩魚は渓流人の夢といっても過言ではない。源流域に行けば天然岩魚は生息する。しかしそこは簡単にいけない。源流域に行かなくとも天然岩魚出合う方法を、渓流歴30年の経験を生かして公開します。
天然岩魚の生息する渓を探す行為は知的なスポーツであると思っている。そのスポーツは渓流に出発する前からはじまる。
まず我が家で酒を準備して地図を片手にいっぱい飲み始める。広域的に場所を決める。
ターゲットの渓流を決める。入渓する。成果の可否にかかわらずテントでキャンプする。その日の成果を、酒を酌み交わしながらバッカスの神に感謝する。満天の星空を見上げなら放尿する。そして爆睡する。
私の天然岩魚を求めての心は、それ故にスポーツである。 (このPageのTOPに戻る)
■天然岩魚が生息している渓流
現在東北6県も含め岩魚・山女魚の生息する本流は、漁業組合によって100%放流され漁業権が
設定され入漁券の販売がなされている。渓流釣りを楽しむだけなら、入漁券を購入して購入して危
険のない本流で釣りを楽しむことができる。しかし定期的に放流している良心的な漁業組合もある
が、放流するのは解禁日だけ、しかも放流する前餌を与えず放流し、解禁日から数日で放流した魚
はすべて釣り上げられ、数ヶ月後入漁券を購入した釣り人は、魚のいない川で竿を出す羽目にな
る。私の天然岩魚が生息する渓の見つけ方を、このページを訪問された方にご紹介しよう。
1.一般の釣り人が入渓困難な源流域は別として、本流にはほぼ100%の確率で生息しないと思われる。
私の知てるかぎりでは、福島県只見川本流が唯一生息する。ただし入渓者が多くめっ
たなことではお目にかかれない。本流には竿を出さない。
2.本流に生息しなければ本流に流れ込む沢である。
3.一般の道路地図(十万分の1)と渓流釣り情報が掲載されている雑誌と本数冊を購入する。
4.釣り情報が掲載されている本又は雑誌の川を、道路地図に記載されて同じ川を消去方で消し てゆく。さ
らに毎月発刊されている釣り雑誌の情報もこまめに消してゆく。
5.その結果、道路地図には消去方式で消した川以外の川が残ることになる。その残った川(沢)がターゲ
ットである。
6.その残った沢を国土地理院のホームページ二万五千分の1地図で検索する。過去はインターネット情報
も得られなくて、五万分の1地図を購入していたが、現在では簡単なに情報を取得でき印刷又は私のホ
ームページにも利用さして頂いている。 http://watchizu.gsi.go.jp/
7.ネットで検索した二万五千分の1の地図を検討してターゲットを決め、地図を印刷して目標の沢 へ出か
ける。 (このPageのTOPに戻る)
■地図読む注意点
1.太い等高線と太い等高線の距離は(計曲線50m)50メートル、その間の細い(主曲線10m) したがって
等高線が密集している地形は険しいといえる。
2.「湯沢」は上流に温泉がないか注意「赤沢」は鉄分が含んだ水質ある場合がある。又は「大 深 沢」は沢
が深いといった意味、沢の名称にも注意。
3.地図に消し込まれていない沢は小渓流が多い。藪沢か石沢か砂沢かは地図では読み取れないので現
地に行って見るしかない。
以上が天然岩魚の生息する沢の見つける私流の方法である。参考にして頂ければ幸甚です。
最後におもしろいお話を紹介しよう。
■天然岩魚が入れ食いのおもしろいお話
田植えの時期で、鳥海山の渓流から田んぼに水を引く幅30センチほどの水路である。その近くにテ
ントをはって翌日早朝の入渓に備え、食後の後食器を洗うためにその水路で洗っていたところかなり大型の魚がはねた。
岩魚か山女魚か鱒かわからないまま、下流と上流にそれぞれタモを利用して魚が逃げないようして、草で覆われていた水路に朝竿を出すため、100メートルに渡って草刈りを実施した。
翌朝道糸1.5メートルほどにした竿を出すと、20センチ前後の岩魚が入れ食い状態で15本もあが
った。水路の上流に沢から水を引き水路に水を分岐するための1メートル四方のコンクリートの箱があり、その溜まりの中にも岩魚がいた。
お目当ての沢に入渓するまでに3人で25本の岩魚をゲットしたお話でした。 (このPageのTOPに戻る)
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