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宮城県栗駒山の山麓で怖い熊と約3bの至近距離で遭遇したお話です

 

  「鉄砲水 にみまわれる!」

 熊と遭遇危機一髪!

■危機一髪
場所は宮城県と秋田県の県境に近い栗駒国定公園山嶺の国道398号線、道路に平行し300b程度
流れる削沢。時間は午前10時頃、朝一で入渓した沢を9時頃上がり二回目の入渓。
渓の状況は幅約3b前後、水深30p前後の典型的なトロ場、竿を出している後方20bは60bの崖の
落ち込み。トロ場のため音を極端に殺して竿を出していた後方でガサガサという音がした。
その音に振り返ると、約2b前後の生い茂った熊笹が、ゆらゆらと揺れて沢の対岸を、その揺れがこちら
へ向かって進んでいる。その状況は山菜採りの人が突然顔を出す状況に似ていた。熊笹の揺れが徐々
に近づいてきて、笹の切れ目から突然顔を出したのは熊だった。
予期した山菜採りの人ではなく、突然熊の黒い大きな物体に私の心臓は突然激しく鼓動した。
熊の目と私の視線が合い、私は熊の目から視線をそらさずスローモーションのようゆっくりゆっくりと竿を
水面の上に置き、腰に差している刃渡り20pナタをケースから抜いて身構えた。
その間私の視線は熊の目を見たままその動作を続けた。
私の一連動作でナタを持って身構えたところで、熊は私の視線をそらし、沢の対岸を、熊笹を揺らしながら
消えていった。

私はしばらく腰か抜けたように川の縁に座り込み動けなかった。そして思い出した。「山の危険あれこれ」という本の中で、「熊と出合ったとき」の章で、無意識のうちに私は本に書いてあったそのままの行動をとっていたのである。そのことに気づいた私は、ほっと胸をなで下ろすと共に、本は読んでおくものだとつくづくと 思い知らせられた。しばらくして落ち着きを取り戻した 私は、竿がないことに気がついた。

竿は水面に静かに置いたことに気がつき、熊と遭遇した位置から後方崖の急勾配が始まるところに、引っかかっていた。竿を上げると、そこには20pの岩魚がかかっていた。

熊と至近距離で遭遇    

■熊対策の7箇条

@熊と出会った時は、大声を上げない(熊を脅かせない)

A逃げない(逃げても熊の方が早い)

B熊と視線をそらすな、睨めっこしろ!(犬がいくら吠えても視線があっていると飛びかかってこない、 視

   線をはずしたり逃げたりすると飛びかかって噛まれる)

C万が一に備えてナタを持つ

D入渓する場所、渓を離脱する前に爆竹を鳴らそう(熊に警告)

E林道を歩く際、熊除けの鈴を腰につける(私は運動会用の笛を吹きながら歩く)

F一人で渓流釣りに出かけるな(私の場合し一人であった)

熊と遭遇した栗駒山山中国道398号線

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