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山形県小国荒川支流「金目川」の遭難体験記 |
金目川の遭難 今から思えば、渓流をはじめて10年程度経過した頃だったと思う。渓流歴を、記録を取る習慣がなくて正確な日は覚えてないが、遭難した時間的経過は、私の脳裏に確実にインプットされているので、記憶を頼りに体験を記す。記述が前後するが、渓流をはじめてしばらくして、渓流は危険を伴うスポーツであることを認識し、危険防止の為に本を読んだ。もっとも注意深く読んだ内容は「熊との対処・異常気象(増水と鉄砲)それとマムシに噛まれた時の対処方」であった。その中で、マムシに噛まれた経験はないが、熊と鉄砲水には遭遇し、怪我もなく今日あるおかげは、本の知識を実践したからだと思う。 前置きが長くなったが、私の体験談を記述する。一大支流が金目川である。(続きはここをクリック)
金目川位置全体図 |
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左図でご覧のように、現在での2万 5千分の1の地図でも林道の記載は ない。しかも持参した地図は5万分 の1の地図である。当然のことなが ら林道の記載はない。 午前2時に起床、懐中電灯を頼りに 徒歩で道は、山仕事や山菜採りの 人が歩く人の踏み後であった。しか し徒歩30分ほど経過すると、人の 踏み後の道が、踏み後ではなく、獣 道の様子をていしてきた。道らしき 踏み後が左右に分かれて場合は、 渓流沿いの左へ左へと歩いた。満 天の星空で月明かりがあるものの、 真夜中2時~3時である。今から思 えば、無謀な暴挙であり愚行と言わ ざるえない。必然的に帰路同じ道を 歩いた が、地図でご覧のように進 行方向の左岸は高いゴルジュ帯が 続いている。獣道の下は20㍍~30 ㍍前後の垂直 した崖である。帰路明るい状態でこ の状況を見たとき、恐怖に足がすく んだ。怖いもの知らずというものの、 夜中によく滑落しないで歩けたと思 う。堰堤からすぐ上の地点から入渓 したが、入渓した場所は比較的安易 に入渓出来た。入渓した場所にタ オルをしっかり木の枝等に結び目印 をしておく。このことは初めて入渓す る沢には鉄則の仕事である。なぜな らば、入渓した場所は間違えると元 の林道に戻れない可能性があるか らである 。 |
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突然晴天にかかわらず枯れ葉が流れてきて、数分もたたないうちに緑の木の葉がなれてきた。枯れ葉の流れは水量の増加を表す(水辺の落ちた枯れ葉がまず流れる)数分たつと緑の木の葉が流れてくる(上流で風雨が激しくなって今茂っている緑の木の葉が落ちるという現象)。
堰堤上、100㍍程度は砂地混じりの石の渓相であったが、突然石だけの渓相にかわった。しかも巨石である。しかも上流へ進むに34㍍~5㍍前後の巨石を超えなければならない。しばしロープを使用しての登りである。地図を参照してもわかるように、沢事態の傾斜はないが、巨石の連続で上流への登りが、竿をたたみ道糸をしまい、石を這い上がっては竿を出し道糸をつけての作業の繰り返しであった。全く効率の悪い作業の繰り返しで進んでいった。 |
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①避難した上図⑤のイラスト断面図 |
数分後、突然ゴーと言う音がして一瞬のうちに左図②のイラストのように約4㍍あった石の上にまだ濁流に押し寄せた。俗いう鉄砲水の現象である。 雨は小雨になっていた。
簡易テントを石上に張って着替えをした(着替えはいざという時の為に防水をして準備していた)持参したウイスキーを水がないのでストレートでテントの中で飲んで横になった。避難場所を偶然にもこの石を選んだことに感謝した。 その音と振動に恐怖を覚えて眠れなかった。家族の姿が脳裏に浮かんだ。
「もう帰れないかもしれないな・・・・」とつぶやいた。 |
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②避難した石の上まで濁流が |
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③身体と木とをロープでつないで |
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4時30分石の上から下りた。水は泥水で底は見えない。水深は40㎝程度、覚悟を決めて下りはじめる。 下る方法は、①歩ける所は歩く。 ②ロープを使用して登ってきた場所はロープをつかって下降する。 ③水深があるところは泳ぐ。
巨石帯のある場所の登りは悪戦苦闘したが、下りはロープを使用してはドボンで泳ぎ、又ロープを使用して はドボンで泳ぎ、それを繰り返すことによって、登りは10時間かかった地点から1時間30分程度で入渓地 点までたどりついた。 リュックが浮き袋の役目をはたしたのである。 入渓した場所に、目印として手ぬぐいを巻き付けていたが、その木は跡形もなかった。やっとの思いで沢か ら脱出した私達は、水に濡れた重いリユックのベルトを肩に感じながら、夜中に2時間かけて懐中電灯をた
よりにこの道を歩いたことに恐怖し、3時間かけて帰路についた。 消防団の人であった。埼玉ナンバーの車で中に釣りの用具があることから、沢で遭難したのではないかと
心配したいたとの話。いきさつを話し丁重にお詫びして金目川を後にした。
「山形県小国地方15年ぶりの集中豪、民家か土砂に!」という記事の見出しが報じられていた。
のよる洪水の被害が大きく報じられていた。 |