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2万5千分の一の地図の見方 計曲線50m 主曲線10m 第一次補助曲線 5m  第二次補助曲線 2.5m 

地図記号はこちら  等高線の読み方はこちら  地図から渓を読むの具体例はこちら

地図から読み取る渓流魚の住み家
国土地理院地図記号記載の抜粋 ご説明

左図は、国土地理院がINTERNET上で公開している資料からの引用で、@〜Eまでの数字は筆者が付け加えた数字です。地図記号下段の@〜Eまでの文言も、国土地理院の文言をそのまま引用。


ここで筆者が特に強調したい事項は、B(3)「主要な地点に到達するもの」の意味と。Dの「地域の状況を考慮して重要度の低い軽車道は省略することがあります」と「言う文言です。渓流釣りには、この地図の活用は必須である。

*(3)「主要な地点に到達するもの

との意味は、裏を返せば、目的地が主要地点でない場合は掲載していないとの意味である。

*Dの「重要度の低い軽車道は省略することがあります」と言う意味も、理屈は同じである。

両項目とも、地図に掲載されていない歩道や林道が無数にあると考えるべきである。

「参考地図」の表題の地図を見てください。この地図は(集中豪雨で危機一髪

山形県荒川支流「金目川」の中流域にある堰堤の拡大図である。しかし何処にも林道の記載は なし。この堰堤は約30メートル(地図上での計測)大堰堤である。こま堰堤の工事に資材を運ぶ林道が無いわけでは絶対ない。しかし地図には林道の掲載はない。重要度の低い林道の定義で、堰堤完成後は、その必要性が喪失したものと推定する。

現地に訪れたとき、この堰堤から下降したのだあるが、その道は廃道となっており荒れ果てて、獣道だと思ったほどである。

下の地図は、この堰堤の約4q下流域の地点である。地図等高線の数字252の辺りに駐車して廃道を進んだわけだが、この地図にも一切林道の記載はない。

*教訓

  ・上流域に堰堤があって林道の記載し 

   ていない渓流を狙え。

  ・上流への道が見あたらなくても、廃道 

   の有無、山仕事の人の踏み後道、夏 

   期の時期は藪が生い茂っているの 

   で、丹念に探せ。林道で行き止まり

   の場所は必ず上流への道がある。

 

*地図から沢の性質を読み取る

 このような地形の渓流は、上流域でも下流域でも、降雨の際急激な増水に見舞われる地形だ。針葉樹林は落葉のない地形である。荒れ地のマークが多く、堰堤も多い。

広葉樹林は、落葉樹の森であり、落葉の多い山は、山事態が保水能力を維持している自然のダムである。しかしこの地図の場合、広葉樹林と針葉樹林が一緒になり荒地もある。堰堤が多いのもうなずける。

*教訓

 ・堰堤多い渓流は、降雨の際濁流も多

  い。濁流の多い渓流は川虫の生息も

  少ない、餌となる川虫が少ないと言うこ 

  とは魚も少ないと言うドミノ原理であ

  る。

 ・降雨の際、急激な増水に見舞われる。

  少しの降雨で水が濁る川は要注意。

  危険である。

参考地図

地図から沢の性質を読み取る